風力発電は、風の力で風車をまわし、その回転運動で発電機を動作させて発電させる発電方式です。
世界全体の風エネルギー量は約72TWといわれ、これは世界の電力需要量の約5倍に相当します。
風力発電ではこの約40％を電気エネルギーに変換できる、新エネルギーの中でも比較的効率のよい発電方法です。
また風力発電は二酸化炭素の排出量が少ないクリーンエネルギーで、風さえあれば昼夜関係なく発電することができます。
一般的に日本の風土では風力発電には向かないとされていましたが、近年の新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）による風況調査などで有力な地域が多く観測され、現在では日本でも多くの風力発電が利用されています。
新エネルギーの中でも最も採算性が高いとされる風力発電は導入コストも安く、すでに欧米では多く導入されています。
二酸化炭素の排出も少なく、莫大なエネルギーを利用することが可能なため、今後急成長する発電方法であるといえます。